ども、こんばんは。
ド底辺サラリーマンのけんいちです。
少し時間が空いてしまいました(-_-;)
社畜中で御座いました。
本日は、オススメ本の紹介をしたいと思います。
皆さん、一度は「時間を忘れるくらい何かに没頭する」ということを経験したことがあるのではないでしょうか。
僕もあります(^^)
学生時代部活でやっていたサッカーの試合中とか、好きなギターで曲を練習しているときとか、「え!?もう2時間たったん?!!」みたいな経験があります。笑
そういう風に集中して没頭しているときって無我夢中で楽しいですよね。
それを「フロー体験」っていうらしいんです。
そんな「フロー体験」が自分の意識次第で体験できるとしたらワクワクしませんか?!
今日、ご紹介する本にはその秘訣が書かれています!
それはこの本です!
チクセントミハイという心理学者の本で、20年以上も前に書かれた本です。
僕は、メンタリストのDaiGoさんが好きでよく著書を読むんですが、その中にこのチクセントミハイという心理学者とフロー体験という言葉が紹介されており、気になって本を読みました。
心理学・哲学的な表現もあり、難しかったですが、タメになる部分も多く、オススメです!
この本を読んで僕が伝えたいこと
フロー体験をする為に必要なことは、
①自分で自分をコントロールしているという統制意識
②高すぎない目標と直接的なフィードバック
③自意識の喪失と外部への意識の集中
ということが挙げられる。
これらを意識してフロー体験が出来れば、人生が豊かになり幸福を感じることが出来る。
なんか、統制意識とか自意識の喪失とか難しいこと書いちゃいましたね。汗
分かりやすいように「伝えたいこと」を箇条書きにしましたが、ひとつひとつ例を挙げながら後述していきます!
①自分で自分をコントロールしているという統制意識
自分で自分をコントロールしているという意識こそが人生を幸福に感じられるかの鍵だといいます。
人は外的環境に影響されます。
これは仕方のないことです。
学校の勉強も周りのみんながやっているから自分もやらなければいけない。
受験シーズンになったらやっぱり塾に入らなければいけない。
新卒で会社に入らないと、のちのち就職に不利になるからまずは就職活動して会社に入社しなければいけない。
日本なら日本の文化や政治、常識、周りの環境に統制されて「~しなければいけない」ということが往々にして多く発生してます。
要はこういうことばかりだと、やらされ仕事だし、まったく楽しさや幸福感も感じられねぇっすよ、ということです。
自分で自分をコントロールしている人というのは、常識にとらわれず自分の好きなことを好きな時間に好きな場所でやっている人のことです。
こうした人たちがいわゆる没入感=フロー体験を感じることができるのです。
そうはいっても周りへ合わせなければいけないときもありますよね。。
ただ、こうしたやらされ仕事に対して「嫌だな」「めんどくさいな」と感じているのも自分の意識が原因です。
そのやらされ仕事の中にも自分なりの目標、自分なりの報酬(フィードバック)を見つけるとやりがいを感じることが出来ます。
例えば、上司が出席する会議の為に任せれた資料作成があったとします。
それを何も考えずに実行していたら、「面倒くさい」しか感じないと思います。笑
ただ、これを「上司が書くよりも分かりやすい資料を作ってみせる(=目標)そして自分も会議に出席させてもらって、この資料での説明を見た会議の出席者の反応を見てみよう(=フィードバック)。」と考えて実行する方がやりがいと没入感を感じる事が出来るんではないでしょうか。
すべての自分の意識次第なのです。
自分なりの目標と報酬を見つけることが出来れば、「自分で自分をコントロールしている」という統制意識を感じることができるので、集中力もアップしますし、やりがいにも繋がります。
②高すぎない目標と直接的なフィードバック
人は同じことを同じ水準で長期間行うことを楽しむことはできない。我々は退屈か不満を募らせ、再び楽しもうとする欲望が能力を進展させるか、その能力を用いる新たな挑戦の機会を見い出すよう自分を駆り立てるのである。(96pより引用)
これはなんとなくわかりますよね(^^)
人は常に目標や課題を持たないとやる気が出ません。
到底叶わない高すぎる目標は立てても達成しなかったときの敗北感を味わってしまいますが、達成できそうだけど、少し高い目標を立てることが重要になってきます。
また、その挑戦に対する直接的なフィードバックも大切だといいます。
この直接的というのがポイントだと個人的に感じています。
この本では下記のような例が取り上げられていました。
最も楽しい経験は「果樹園の手入れ」だという女性が出てきます。
他の人にとっては、手入れなど毎日同じことの繰り返しで没入感やワクワクなんて感じないかもしれません。
しかし彼女は「植物を育てるのが大好き。毎日伸びていくのを見るのが好きでね。」と語っています。
「毎日植物が伸びていき成長しているのがわかる」という目に見えて感じられる直接的なフィードバックがフロー体験に必要だということです。
自分で何か目標を立てるとき、毎日同じ日々の繰り返しだと途中でガス欠しちゃいますよね。
目に見える進捗や達成感、フィードバックを自分で設定してみるのはいかがでしょうか(^^)
やる気の継続とフローを体験することに繋がると思います!
③自意識の喪失と外部への意識の集中
自分がだれであるかを一時的に忘れることができるということは、非常に楽しいことのように思われる。自己に心を奪われていない時、我々は実際に自分がだれであるかについての概念を拡大する機会をもつのである。自意識の喪失は、自分という存在の境界が押し拡げられたという感覚にまで、自己超越を導き出すことができる。(82pより引用)
ちょっと難しい言い回しですが(汗)、
要は自分が誰かという意識がないということは、周りの目も気にしないという事です。
自分がやりたいことをやる際に、なかなか踏み出せない理由として周りの目を気にするという事が挙げられます。
「親に反対されたらどうしよう」「世間的には非常識だし、やめておこうか」などなど。
自分がだれか、自分がどう思われるかということは意識せずに、むしろ意識する暇すらないくらいに自分の目標に向かって没入しているときがフローを体験しているときなのです。
この本に出てくる哲学者の方のコメントに下記のようなものがあります。
「私は徐々に自分自身や自分の欠点に無関心になった。私は次第に注意を世界の状態、さまざまな分野の知識、愛着を感じる人々など、外部の対象におくようになった。」(118pより引用)
これが③自意識の喪失と外部への意識の集中のうちの「外部への意識の集中」にあたるところです。
ここに出てくる哲学者の方を例にすると、自分の意識よりも哲学を極めるためにあらゆる分野の知識だったり、自分と関わってくれる人に対して意識を集中させることでフローを体験しているということです。
自分がどう思われるとか、「~しなければいけない」なんてことはないので、自分の極めたい事に集中してそれに必要な知識や能力、助けてくれる仲間に意識を集中していくことが大切だと感じました。
僕も意識してみようと思います!
いかがでしたでしょうか。
①自分で自分をコントロールしているという統制意識
②高すぎない目標と直接的なフィードバック
③自意識の喪失と外部への意識の集中
これらのことを意識してフロー体験を目指してみてはどうでしょう。
この本には繰り返し「外的要因は、自分のやりたいことを楽しめるかどうかには無関係である」と書かれています。
自分自身のやりたいこと、目標、それを達成した際のフィードバックなど、明確にして人生を豊かにしていきましょう!
そのヒントが書かれているこの本がオススメです(#^.^#)
ではまた。
ざす。